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2004.04.25 このページは、私が写真を撮り始めるようになったきっかけと、現在までの経緯、写真に対する気持ちなどをまとめてみたいと思い、作成しました。中学〜高校生時代
この頃はレンズ付きフィルム (使い捨てカメラの正式名称。フジフィルムでいうなら 「写ルンです」 という商品名で販売してるモノ) を使ってました。 別に意識して撮影していた訳でも無いのですが、修学旅行や友達・家族と遊びに行った時に、記念写真を撮る程度のものです。 当時はレンズが暗い上に、ISO100 の製品が多く、ISO400〜800 は高価、ストロボ付きだとさらに高価なため、ISO100 で露出アンダーな写真ばかりでした。 それでも撮ることが楽しかったのは記憶しています。
十代後半
ふとしたきっかけで写真を好きになりました。
この頃に通っていたあるサークルで知ったボランティアに参加し始め、いつものようにレンズ付きフィルムで撮っていました。 しかし毎回レンズ付きフィルムを購入するのは勿体無いと思い、コンパクトカメラを購入したのです。当時で 2 万円程度と記憶してます。 機能はフラッシュのオート・オン・オフ、AF (オートフォーカス)、AF ロック、途中巻き戻しだけ、という超シンプルなものでした。 今は訳合って手元にありませんが、当時の自分にとっては宝物でした。
そのボランティアで、ハイキングに行くというイベントがありました。季節は秋。場所は高尾山。そう、紅葉のキレイな季節です。 半日がかりで歩く歩く。単に歩くだけではなく色々とお手伝いしながらなので結構大変でしたが、風景をみたり、冷たい水で手を洗ったり・・・楽しい時間でした。
途中、とてもキレイだなー、と感じた風景がありました。 その場所で見とれそうになり、ボランティアで来てることを思い出し、ああ、写真でも撮って後で見よう、とシャッターを切りました。 これがその時撮った写真です。
撮った時は、なんてことない写真だったのです。 でも後日、他の記念写真と合わせてアルバムにし、焼き増しをしようと思って友達に見せて回ってた時に、 みんなから 「この写真キレイだねー!良く撮れたね!」「これ私も欲しいなー!」と言われました。 あ、確かにキレイかも。でも何気なく撮ったんだけどな・・・。でも褒められると、やっぱり嬉しいよね?
これが写真を撮り始めたきっかけです。単純ですよね。この写真キレイだね、素敵だね、と言われたいがためだけでした。
写真現像のお仕事
でも写真を褒められることに喜びを感じてしまった私は、その時のアルバイトを辞め、写真現像ラボのアルバイトに就きました。 せっかくアルバイトするなら好きなことをやりたい。これも単純な理由です。 この時入ったラボで配属されたのは、街の写真屋さんの現像所です。 受け付けも併設しており、メーカー純正のネガ同時プリントや焼き増しもやってました。
仕事の内容は、写真屋さんを回ってお客さんのフィルムをお預かりして、ラボに持ち帰ることから始まります。
フィルムを引き出し、番号シールをフィルムと写真袋に貼って、どれが誰のフィルムかを識別できるようにします。 フィルムはプラスチックのリーダーにテープで固定し、フィルム現像機に入れます。 数分後、自動的に現像・洗浄・乾燥までされたフィルムが排出されます。 固定されてるリーダーからハサミでカットして吊るします。
次はフィルムをもとにプリントします。一枚一枚丁寧に、フィルムを見ながらプリント作業をしていきます。 プリント作業が終わったフィルムは、6 カットずつに切り分けてフィルムシートに入れます。 プリントも現像・洗浄・乾燥・カットまで自動化されており、最後に人が見て、明らかに良くない写真は焼き直しします。 ここでいう良くない写真とは、プリント作業で露出が明るすぎて色が飛んでしまったり、逆に黒く潰れてしまったもの、またカラーバランスがおかしいものです。 また明らかに公序良俗に反している写真はここで破棄します。 これが検品作業と言い、一番大事な担当です。 何故ならここで手抜きをして品質の悪い写真をお客様に返すと、○○は色が良くない、等というメーカーの悪いイメージが広がるからです。 値段はどこも大して変わらない訳ですから、品質で勝負しないと負けます。メーカー純正だからこその良さ、それを求められる訳です。
そして出来上がった写真は、ネガと一緒に写真袋に収められ、枚数をもとに値段を貼って、また写真屋さんへお返しする。これで一通りの流れです。
簡単に書きましたが、1 日に 5 回集配し、繁盛記では 1 日に数百本のネガが集まるのですから、
これらの作業は当然分担され流れ作業になります。 ひたすらネガを現像する人、プリントする人、検品する人、値段を貼る人、などなど。それでも合い間を見て色々なことを教わりました。 現像液の割合、停電時の対処方法、完全暗室でプリントペーパーのカートリッジ詰め替え、 補色の関係、光と色の三原色、構図、フラッシュ撮影、赤目の原理・・・つまり写真全般について。 検品作業では一日に数万枚の写真を検査し、良い悪いを判断する。大変ですが良い勉強です。 特に自分で撮った写真を、自分でプリントして、自分で検品する。これが一番勉強になりました。
この作業を通じて、それまで不思議に思っていたことが全て理解できました。 なぜ露出オーバー・アンダーになるのか。なぜ背景が芝生で撮った人物写真は肌がピンク色になるのか。なぜフラッシュ撮影すると背景は真っ黒になるのか。 イメージ通りの写真を作るためには、写真撮影の技術とともに、プリントをお願いするラボの技術も大事であるということも。
写真を本気で撮り始める
このアルバイトを始めてから、自分でテスト撮影することが多くなり、フィルムも色々試しました。 そしてアルバイトで得た収入で、奮発して一眼レフを購入することにしたのです。それが今でも愛用している Canon EOS Kiss です。
もちろんスペックにはこだわりました。 AF はもちろん、フォーカススピード、AE ロック、シャッター最高速度、1 秒間の撮影枚数、レンズやアクセサリの拡張性、持ち運びやすさ、堅牢性、そして値段。 この全てにおいて満足するものは、もちろん値段が張ってしまいます。ですから限られた予算内での最高のものを検討した結果、それが Kiss だったんです。
Kiss を持って色々な場所に行き、たくさんの写真を撮りました。そのカット数は、本当に数え切れません(数えようと思えば可能かもしれませんが、途方も無い作業になります)。 一番の売りだった軽い・小さいというのもあって、いつでもどこでも、そしてどんな時でも持って行き、シャッターを切りました。 そして自分で現像・プリント・検品し、良くなかったところを撮影にフィードバックする。これにお給料のほとんどを費やしていたと思います。
一時はプロカメラマンになろうか、真剣に悩んだ時期もありました。コンテストに応募して入選した経験もあります。 でも世の中そんなに簡単で甘くはありませんよね。たくさんのカメラマンの中でプロとして活躍しているのはほんの一握り。 しかも自分が好きで撮った写真だけで生活できるほど甘い世界ではないことも学んでいましたから。
風景写真とは
いつからか被写体は 「風景」 に限定されました。極まれにメールで 「人が入ったものは風景写真といわない」 というご指摘を頂くこともあります。 しかし私は 「風景」 を広域で捕らえ、目の前の全てのものが風景である、と考えています。
「自然風景写真」 と限定しても、何が自然で何が自然でないのかを語るのは容易ではありません。 「風景写真」 と言っても、実際にはレンズにフィルタを被せたり、色々な技法を使って人間が切り抜いているし、 例えポジフィルムを使っていてもプリント作業でかなり修正が出来てしまう訳です。 いくら風景を自然に撮ったといっても、人の手が加わった時点で、それは写真という別の物になります。
「写真」 とは 「真実を写したもの」 と漢字で書きますが、これは誤りですよね。 「真実」 と 「写真」 は別物です。そして 「写真」 は人間が産みだす作り物に他なりません。 ここまで突き詰めると、「風景」 というのも曖昧であり、人によって認識が様々であること。 そして人が入ったら風景ではない、と理論付けることも出来ないと考えています。
ここ数年
少し写真を撮る回数は減りました。そして被写体も変化しています。 友人に頼まれて結婚式のカメラマンを務めたこともあります。 コンサートの記念撮影や、Web で使用する素材を撮ったりもしています。 写真に関することなら何でもやる。でもプロではないし、それで収入を得たりすることもありません。
最近はデジタル カメラでも満足出来るプリントが可能な製品も出てきましたし、Canon シリーズで安価なタイプも発売されています。 またレンズも進化しており、そろそろ買い換えも検討していますが、アナログの良さもあるので捨てきれないのも事実です。
しかし Web でご紹介するには容量や手間などの限度もあり、公開作業が少し滞っています。 もっともっとたくさんの写真をアップしていきたいとが思っています。
私にとって写真を撮ることは、おそらくライフワークなのかな。これからも写真を撮り続けていくでしょう。 そして撮った写真を公開して、たくさんの人から送られてくる 「キレイですね!」 という応援メールによって、写真を撮り始めた原点に立ち返るのです。
これから
最近、また写真熱の発作が出てしまい(笑)、ボチボチ撮り始めてます。 結局、コンデジを2機種経由し、Canon EOS Kiss X2 を購入。 描画の良さ、小型軽量で取り回しも良く、使い勝手の良いカメラです。
しばらくはテスト撮影を繰り返し、時期を見て写真旅行も行きたいですね。
デジタル化したことで、フィルムスキャンの重労働から解放されたため、写真の更新は比較的早くなると思います。 これからも楽しみにしてください。